ビジネスシーンで親しみを感じさせるための会話法 5選

ビジネスシーンで親しみを感じさせるための会話法 会話法

職場での人間関係は悪くないけど何となく壁があると感じる、会話すると自分に対してだけ相手の表情がぎこちない気がする……といったお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

嫌われてはいないけど好かれてもいなさそうといったような曖昧な状況ですと、対策を取るのが難しいと感じるかもしれません。
ですがご安心ください。いつも使う言葉、常に見られている表情など細やかな部分を意識して改善すれば、親しみやすい人に見せることは十分に可能です。

本記事では、ビジネスシーンで親しみを感じさせるための会話法について紹介します。

相手に対してはしっかり好意を表す

まず最初に、相手に対してはわかりやすいように好意を表すようにしましょう。
人は嫌悪してくる相手よりも、自分を好んでくれる相手に好意的になります。
これを心理学では好意の返報性といいます。
快く思ってくれている人と対面する時は自然に笑顔になれるし声のトーンも明るくなった、という経験をしたことがある方は多いはずです。
好意を持っていることをうまく伝えるには、まずは話す際に表情を柔らかくする、声のトーンを明るくすることを意識しましょう。

目は感情が表れやすい

顔の中でも特に目の部分は感情が表れやすい部分なので、日頃無表情になりやすい人は表情筋を解したり、話す際に緊張を解くなどしておくといいですよ。
そして会話の中では意識をし辛い部分ですが、話すペースや順番にも気を配りましょう。
例えば、相手が反応しやすいように間を設ける、声に抑揚をつける、相手の発言を最後までよく聞く、ジェスチャーを交えるなどですね。
これらは好意を直接アピールこそしないものの、細やかな気配りを感じさせたり、無意識のうちに話しやすい人と思わせる効果があります。
少し親しみを覚えてくれたと思ったら、相手のセンスを褒めたり尊敬の態度を示したりすることも有効なので試してみてください。

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常に笑顔を絶やさない

次に、誰かと対面している時は特別な理由がない限りできる限り笑顔を絶やさないようにしましょう。
笑顔は色々なプラスの印象を与えるのに役立ち、円滑な人間関係を築くには欠かせないものです。
相手を受け入れる気持ちや親密さは勿論のこと、仕事に対するやる気や熱意も伝えることができます。
人はやる気が無い時や面倒くさい時、嫌々やらされている時は無表情になりがちです。
なので無表情の人よりは、いつも笑顔の人の方が親しみやすさを覚えますし話を快く聞いてくれそうに思えるのです。

自分のことを相手に教える

また、話しやすい人との間には自己開示も盛んに行われるようになります。
自分のことを相手に教える「自己開示」にも返報性は働くので、明るい表情で会話をして相手の心を掴んでしまえばそこから信頼されるまでにはそう時間はかかりません。
笑顔になるのが難しいという方は、表情筋をマッサージやストレッチで解したり、まずは口角を上げることから始めてみるのがオススメです。

会話の所々に相手の名前を盛り込む

次に挙げるのが、会話の所々で相手の名前を呼ぶというものです。
人は誰かと会話をする時に、名前を呼ばれると好感度が上昇する傾向にあります。
名前を呼ばれる側は名前を呼ばれるために、「自分は個性のある人格」「名前を覚えていてくれた」と意識したと感じ取ります。
そして名前を呼んでくれた相手に対して好意を高めることになり、結果として親しみや信頼感を抱いてくれるのです。
これを心理学ではネームコーリングといいます。
例えば「ちょっといいですか?」と言われるよりも「○○さん、ちょっといいですか」と言われる方が相手からすると数いる人の中から指名された感覚になり、よりこちらに意識が向きやすくなります。
なので普段ならば「そのカバン」や「どうですか?」と言っているところを「○○さんのカバン」「○○さんはどうですか?」という風に名前を付け足してみてください。
いつの間にか何となく打ち解けた感じがしてきたり、話している時も笑顔が増えていたりするはずです。
ただし初対面で名前を連呼すると馴れ馴れしいと思われるリスクもあるため、このテクニックを使うのはある程度顔見知りになってからにしましょう。

会話の席では相手の態度を真似してみる

次に、会話の席で相手の態度を真似することも親しみやすさを感じさせるには有効です。
人は自分と態度が似ている相手に対して、無意識のうちに一層魅力を感じるようになります。
これを心理学では「態度の類似性」といいます。
長時間会話をしていると、ただ話をするだけではなくその合間にお茶を飲んだり姿勢を崩したりしますよね。
そうした時は、こちらも相手と同じようにリアクションを取ってみましょう。
すると相手はこの人は自分に似ていると感じ取り、好感を持ったり思い入れが湧いたりします。
更に、これを利用した「ミラーリング」という効果も覚えておくと役に立ちます。
人は好感を持っている相手の表情や態度を、鏡に映るように真似をする傾向があります。
また、声のトーンや話すペースなど目では見えない部分もこちらに合わせるようになります。
なのでもし相手がこちらが浮かべているような表情を返してくれたり、態度を返してくれた時は親しみを持たれていると判断することができます。

パーソナルスペースを利用する

最後に、親密さを高めるためにはパーソナルスペースを利用する方法を取り上げます。
人は誰でも縄張りのような、自分の周囲にあって他者に立ち入られると不快になるスペースを持っています。
商談やビジネス全般に適している距離は1.2m~3.6mほどで、この距離だと相手からは触れられないものの姿全体が見えやすいとされています。
それよりも近い密接距離の0~45cmほどでは、普段人をむやみに立ち入らせない空間であるだけに熱意を込めて相手を説得する時や心理的距離感を縮めたい時に利用することができます。
そしてデスクが近かったり同じ部屋で仕事をしていたりなど物理的な距離が近い場合は、話しかける頻度も高いため相手と親しくなれるチャンスです。
もし手紙や荷物が届いたら「〇〇さん、お荷物(お手紙)です」と言って手渡したり、近くの人に電話の取次をしたりしてみてください。
ここで相手の名前もセットで呼んであげるのがポイントですね。
パーソナルスペースが近い人から好意を受け取ると、強い返報性の心理が働くため円滑な人間関係の構築が期待できます。
いきなり積極的に働きかけるのは難しい、と感じる方もいらっしゃるでしょう。
そうした方は普段より半歩ほど相手に近づいて会話をしたり、自分のデスクの周辺を片付けるといった小さなことでも続けると効果が出るのでそこから始めてみるといいでしょう。

まとめ

以上、ビジネスシーンで親しみを感じさせるための会話法でした。
いくつかある会話で使えるテクニックの中でも、すぐに試すことができたり特別なスキルがいらないものを取り上げました。
会話は言葉や話す内容といった言語コミュニケーションだけでなく、表情や態度などの非言語コミュニケーションも組み合わせて行うものです。
寧ろ話の内容以上に表情や態度などダイレクトに見えるものの方が影響力の即効性はあると言われているので、もっと人から親しまれたい方はそうした部分も意識してみるといいでしょう。